剣と魔法が栄えている。
<魔法の設定について>
※これらの魔法は確定的な線引きがあるわけではないので、①の方法で②の例にある魔法を使っても世界観の範疇です。
①自らのエネルギーを具現化して使う
・想像力と修業が必要。主に神官や剣闘士などが使う。
例)回復魔法、身体強化魔法、人形を動かす魔法など
②自然にある力を吸収して使う
・この世界には五大魔素と呼ばれる魔力の素がある。
火、水、風、土、木
これに関係する魔法を使用する場合は、空気中や物質中にある魔素を引き出し、集約して使うことになる。
複数の属性を組み合わせて使用することも可能。
例)木を伸ばす魔法、土から壁を作る魔法、風を操る魔法など。
③あらかじめ魔法が封印されている剣や魔術書を使用する。
・強力な魔法ほど比例して知力が必要。
・魔界の魔法や呪いなど危険なものもあるので、使用前に鑑定してもらうのが安全。
④以上の枠におさまらない、オリジナルの魔法
魔法を推奨し異種族ともセルナリア王国、魔法に頼らない質実剛健さを重んじるサリーナ王国、独自の文化を築く東方の国ヒノクニなどがあった。
後に、サリーナ王国は、セルナリア王国に滅ぼされる。
セルナリアは、雪のように真っ白な王城をはじめとして、白を基調とした建造物が多く、『白の国』と呼ばれている。
魔法研究が進んでおり、そのおかげで、人々の生活は豊かになり、個々の才能を活かした職につくことも出来た。
また、異種族とは手を取り合って生きることを目指しており、エルフや獣人なども要職につくことがある。
※科学のようなことを、魔法で代用している。(暗い部屋には魔法で明かりを灯す。魔法で自動的にプレゼントを包むなど)
便利さのレベルは、近未来よりも、中世ヨーロッパの雰囲気のまま少し便利というイメージ。
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大陸暦1177年10月1日、若き国王カーマインは隣国サリーナに攻め入り国王を殺害。
そのまま国を乗っ取り、併合する。
《民の生活を縛る古き悪習からの解放》
そういう大義名分であったらしい。
攻め入られたサリーナ王国は、王子も騎士も総出で戦いましたが、元々セルナリアの方が戦力に優れていた上、突然の襲撃だったこともあり、抵抗むなしく敗れてしまいます。
この戦争によって両国とも多くの死傷者を出しました。
王妃、第一王子ファルスを初めとして、セルナリア王国に帰順しなかった騎士や城の使用人、
反逆を企てた国民はみな処刑。
第一王女ソフィーは、カーマイン王の弟ロート王子と結婚させるために生かされ、王子が成人するまで城で幽閉された。
抵抗する者は排除する一方で、投降した者は、王族でも騎士でも農民でも、寛容に迎え入れ、自国の国民とほぼ同じ待遇を与えた。
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サリーナを滅ぼした後、セルナリアは自国の魔法使いを派遣して、民間向けに積極的な魔法教育を施し、元サリーナ国民の生活にも、徐々に魔法が見られるようになる。
生活は便利になったので、一般国民はセルナリアの支配を受け入れるのにさほど抵抗はないようだ。
しかし、昔ながらの手作業の伝統業などは、魔法に仕事を奪われるようなことがあるかもしれない。
専門の学校や教会で魔法や異種族についての知識を教えてもらえる。
3年あれば基礎はマスター出来る。才能があれば、5年で身を立てることも可能。
<セルナリアへの帰順とは?>
王族は完全降伏が前提。その立場によって、貴族扱いだったり、平民になったり色々である。
・王宮に仕えていた騎士や使用人は、その場で完全に忠誠を誓う。王族に近い位置なので厳しめに尋問しているが、口先だけで誓った人も居るかも知れない。
・サリーナ直属の騎士団である黒狼騎士団はほとんどが処刑または戦士を遂げ、生き残ったのは僅か。
・貴族は両国とも公・侯・伯・子・男制度。公爵は王族の親戚のみ。(※オリジナル設定のため、実際の爵位制度とは異なる)
降伏した場合、
【財産の半分を没収】、【2段階グレードが下がる】(例:子爵・男爵は平民になる)
という条件がある。屋敷は没収しないが、維持費が保持できるかは保証なし。
・庶民は、ひとりひとりに確認はできないので、「今日から君たちはセルナリア国民です。魔法の勉強をしましょう」というお触れを各自治体に発布し、それに従うか反抗するかどうか。従わずに、暴動を起こした庶民は処刑。
大陸暦 | 出来事 |
---|---|
大陸暦230年 | 初代国王アルディが予言の力を得て建国。 サリーナとの宗教観の溝が深まったことによって独立したとされる。 |
大陸暦400年 | 魔法を国の第一事業として振興につとめる。 |
大陸暦587年 | 貴族制度の確立 |
大陸暦765年 | エルフを城のお抱え魔法使いとして採用する。 |
大陸暦1000年 | 都を隣国サリーナとの国境近くに移す。 |
大陸暦1173年 | 黒狼騎士団の新人研修で事件が起こる。(忠義の村) |
大陸暦1177年 | 先代国王ブラウが事故死し、長子カーマイン王子が即位。その後、隣国サリーナを併合する。 |
大陸暦1183年 | 王弟ロートが成人するにあたり、亡国の姫ソフィーとの結婚式が行われることになる。 (恩讐の村) |
大陸暦1184年 | 兄の跡を継いだロートによって、魔法の使えない貴族が集められ、ゲームと舞踏会が行われる。 (気まぐれ村) |
サリーナ王国は伝統を守り、質実剛健を美徳とする国風。
世継ぎの王子も騎士団に所属し、剣の腕を鍛えるのが伝統。
城は、大きな砦のようなごつごつとした印象の造り。
魔法研究はセルナリアに比べると、あまり進んでいない。異種族や魔法の残滓を読み取るような、魔法を取り締まるための特殊な魔法のみ許可されていた。
剣の道を磨いた騎士団が国の誇りであった。漆黒の鎧を身にまとった騎士団は、《黒狼騎士団》と呼ばれている。
昔ながらの生活を良しとし、国の方針で、生活の手段・武力の手段として魔法を使うことは禁じられている。「魔法に頼ることは軟弱であり、魔法を使用することは悪である」という教育を受けている。
中にはこっそりと魔法を勉強する者もいるが、あくまで裏でのこと。表に出てしまえば、王国の魔法取締官に目をつけられる。子どもに魔法の才がある場合は、子どもを外に出さないようにすることもある。
魔法が使えることを仲の良い友だちなどに打ち明けることはあるかもしれないが、見て見ぬふりをするなら聞いた側も連帯責任なので、相手にリスクを負わせることになる。
ただし、サリーナでは何故かセルナリアよりも魔法の素質がある者が生まれやすい。
特に王族にはその傾向が強く、時間を操る魔法、記憶を操作する魔法、魔法を消去する魔法などの例がある。
また、異種族への偏見、差別意識も高い。
貴族制度についてはセルナリアと同様。
サルーラというこの国でしか採れないフルーツが特産品。
【セルナリア王国】
恩讐の村ダミー。セルナリアの若き国王。独身。王子時代は、口数は多くないものの、父王にも逆らわず、争いごとを好まない優等生な性格だった。
即位してからは、敵には容赦なく、自国民にはとことん慈悲深いという極端な性格に豹変する。彼なりの正義と美徳とをもって国を統治する。
魔法マニアで、美しく複雑な魔法を見たり、強い力を持つ異種族と話したりするのが好き。
セルナリア王族の血筋で、予知夢を見る魔法能力があるが、本人はこの力を嫌っている。
弟のロートを溺愛している。
サリーナ王国の王子ファルス、ソフィーとは幼馴染みだったが、戦争後ファルスを処刑し、ソフィーは弟のロートと結婚させることを決めた。
(※画像:私好みの男メーカーで制作、みゅ様作)
【サリーナ王国】
忠義の村NPC。
黒い長髪を一つに結んでいる。目の色は蒼。
プライドが高く、自分にも他人にも厳しい。伝統を重んじるタイプで、魔法嫌い。幼少期から剣の腕を磨き、騎士団に所属していた。妹のソフィー姫に厳しい。また、王族と家臣の線引きをしっかりするタイプ。自身の魔法能力については無自覚。父王を尊敬していたらしい。
カーマインとはライバル関係。ロートのことは小さい頃はかわいがっていたらしいが、ロートの魔法の力が強くなるにつれ、あまり近寄ろうとしなかった。
……と、いうのが表の顔。
元々サリーナ王国の方針に懐疑的で、各地を遠征で回っているうち、中立的な感覚がより強くなる。
しかし、父王に逆らう気も伝統を壊す気もなく、城で王子として振る舞う時は完璧な世継ぎを演じている。
その代わり、遠征で父の目、世間の目から離れると無礼講を推奨し、自分は王子ではなく騎士の一員であると騎士たちに言い聞かせて羽を伸ばしている。
側近のアルベルト・グランとは幼馴染みで騎士団でもバディを組んでいる。
(※画像:わ~にて制作、不語仙様作)
【サリーナ王国】
恩讐NPC。栗色のふわふわした長い髪。目の色はファルスと同じ蒼。
おだやかで内向的な性格。セルナリア王国の王子たちとは幼なじみで、戦争が起こるまでは仲が良かった。生まれつき魔法の才能があったが、魔法の種類についてはトップシークレット。王族と、カーマイン・ロートは知っている。
家臣にも親しく丁寧に接するタイプ。降伏しなかったが生かされたのは彼女だけ。
黒狼騎士団のローラン・アルグミュラーと両想いで、戦争前に指輪を贈られていた。
戦争後は、一人静かに空を見て過ごしている。もともと優しい性質なので自死を選ぶほどの毅然とした強さはない。現在はなぜか魔法をコントロールしている。
カーマインについてどう思っているのかは不明。
ロートのことはもともと弟のように思っていたが、今は好きでも嫌いでもない。
(画像:天使ちゃんメーカーにて制作、DECO様作)
領地名 | 担当貴族、特産など |
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アルスィート | 領主:アルスィート 特産品は香。 領地で育つ花を使って、特別な調香をしている。 |
アレハンドロ | 領主:エスカデ・アレハンドロ 浜風の強い西方の谷間にある。 土地の資源は鉱山と林業。しかしそれ以上に交換貿易により物資が潤沢に揃う土地。 商人の自治区を前身とし、王都ほど魔法は生活に根付いていない。 廻船による定期的な貿易の他、販路の開拓も行う。 近年観光に使用が計画されている。 開放的な土地柄で、旅人も好意的に受け入れるという。 |
アローライン | 領主:アローライン家 豊かな水に恵まれた土地。 特産は織物。 |
アンジュー | 領主:アンジュー家 山が多く、空気が澄んでいる。 |
イグナーツ | 領主:ベルンハルト家 王都の隣ということもあり、市場は潤い、物が溢れ、生活水準は高い。 住民は皆魔法を扱えることが当たり前である。 領主は代々水を操る家系。 治水工事、インフラ整備などを主に行い、生活に必要不可欠な水を街中に届け、住みやすい環境を作っている。 |
ウバ | 元サリーナ領の村。 香辛料の生産が盛ん。 |
カヅィ | 領主:レイ家 特産は果実酒。 南方にあり、温暖。 |
ゴールデンディップ | 領主:レモングラス・シャンペーニュ 南方の街。 周辺地域の中でも特に気候の移ろい方が穏やかで、四季に関わらず万年過ごしやすい土地。 人と人との繋がりが深い土地で、セルナリアで有名な美術品を生み出している人間も、この街出身の者が多い。領主は住民に芸術を推奨している。 |
ザトール | 領主:ロズウェル家 北方にあり、氷とオーロラが見られる。元サリーナ領地。 特産は魔法石の加工。 春にはサルーラが採れ、タルトや砂糖漬けにして親しまれている。 |
デュッセル フォード | 領主:バストリーニ家 楽器生産が盛んで、音の聖地と呼ばれる。 |
パントール | 領主:シャーリー家 領地内はほとんど山で、冬は非常に寒く雪に覆われる。 物資も豊かではない。 ただし治安は良く、滅多に事件は起こらない。 |
フェアラート | 領主:フェアラート家 初代当主が魔法の効かない脅威を退けたことで地位と領地を得たという歴史があり、男女共に剣を修めるのがならい。 |
ミッドガルド | 領主:チェルヴェナー家 商人が多く、外国の話もよく聞こえてくる。 売られている商品も様々で、常に市が開かれているような状態。 |
種族名 | 特徴 |
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エルフ | |
ケット・シー | |
鬼(オーガ) | |
ドワーフ | |
獣人 | |
竜族 | |
妖精 | |
ウンディーネ | |
イフリート | |
シルフ | |
ノーム | |
ドリアード |
【聖女リーネ信仰】
この地域で盛んに信仰されているのが聖女リーネである。
大陸暦元年に天からこの地に降り立ち、人々に魔法能力を授けたとされる。セルナリア地方では、その能力を天からの恵みとして扱い、サリーナ地方では人々を誘惑と格闘させるための試練として扱った。
その信仰の溝がだんだん深まり、大陸暦230年にセルナリア王国初代国王アルディがセルナリア地方を国として独立させたと言われる。
現在は過去よりも信仰は薄れているが、未だ教会や聖殿は健在。教義上、妻帯を許されているが、一部独身を保つ宗派も存在する。